従来のトリムシールは、エッジをカバーするトリム本体とクッションチューブを接着剤で接合しています。悪環境や使用による接着剤の劣化によって、クッションチューブがトリム本体からはがれてしまう場合があります。そのため交換頻度が多くなり、交換部品代や交換作業費用などのコストアップの要因にもなりかねません。しかし、トリム本体とクッションチューブを一体型で同時成型した一体成型トリムシールであれば、本体とチューブがはがれる心配がありません。これによりトリムシールの交換頻度を削減できることによってコストダウンに繋がります。一体成型トリムシールには、耐油TPE(熱可塑性エラストマー)製と、EPDM(エチレンプロピレンゴム)製があります。今回は、一体成型トリムシールの材質の種類やその特長、選定ポイントについてご紹介します。
