シム、スペーサーの歴史、事例紹介

2021年01月29日

キーワード:

すき間ゲージ

パッキン

ライナー

高さ調整板

シム・スペーサーとは

シム・スペーサーとは、精密機械のすき間、高さ調整や、組み立て時の累積公差によってできた、すき間を調整する板材です。モーターやピローブロックやベアリングの内輪、外輪やシャフト端部の高さ調整として使用されるだけでなく、金型調整などを行う際のすき間調整板の役割としても使われます。 主なシム・スペーサーの種類として、リング型スペーサーであるシムリング、板厚が簡単に変えられるラミネートシム(航空宇宙規格準拠)、モーターベースやピローブロックなどに使用されるベース用シムなどがあります。ほかにもボルト締め付け時やバネ座の確保に使用されるワッシャーやギヤ、ベアリングの抜け止めとして使うエンドプレートもFA(工場の自動化)の際に使用されやすい部品です。主な材質は鉄や焼入鋼、ステンレス、真鍮(黄銅)、銅、アルミなど様々です。

シム・スペーサーとは

シムの歴史

1989年(平成元年) ドイツにあるハノーバー(ハノーファ)メッセで関係性を構築したマーチン(Georg Martin)社の技術提携をきっかけに、国内・業界初となるシム、スペーサーの標準規格化を行う。

シムの特長

岩田製作所では板厚0.01㎜から豊富なサイズバリエーションを標準化しています。 標準品は約8,000品番まであり、シム、スペーサーをはじめ、国内随一の品揃えが特長です。 1枚からでも販売しており、在庫品であれば16時までのご注文で当日出荷が可能です。そのため、お客様の必要なタイミングや枚数でご購入いただけます。 セミオーダー規格では、15時までのご注文でお客様のお好きな寸法のシムを1枚から翌日出荷するという短納期対応でご提供しております。

シム採用事例

産業用ジャッキに使用するベアリングの調整やハウジングのはめ合い調整用として、岩田製作所の板厚0.1㎜~0.3㎜の鉄(SPCC)ステンレス(SUS304)製シムが採用されました。

お客様の声

部品在庫のアイテムとして、最寄りの加工業者より低コストで購入でき、図面ものシム、スペーサーでは小ロットから短納期で対応可能なので採用しました。 従来の板金加工業者と比べると製品のエッジ部(レーザー加工の切断部)の仕上げがきれいでバリもありません。そのため、製品の組み立て作業者からもけがの防止として好評です。

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