表面処理について

2021年06月15日

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表面処理について

表面処理とは、めっきや塗装、熱処理などで物質表面の性質を向上させる処理のことです。例えば、さびを防止したり、硬度を上げたり、美観を向上したりと、様々なものがあります。本記事では、そんな表面処理や仕上げ処理について解説していきます。

表面処理について

めっきについて

めっきとは、金属や非金属などの表面に金属の被膜を形成するものです。カタカナでメッキと書くことも多く、漢字では鍍金と書きます。防錆を始め、装飾性、耐食性、機能性などの向上を目的として処理をします。一般的なめっきとして、三価クロメートメッキ、ユニクロメッキ、無電解ニッケルメッキ(カニゼンメッキ)、ニッケルクロムメッキ、低温黒色クロムメッキ、溶融亜鉛メッキ、亜鉛メッキ、硬質クロムメッキなどがあります。より良い機械設備を作るには、用途やコストに合っためっきを選ぶことが大切です。

黒染めについて

黒染めとは、鉄の表面に化学変化を起こし、酸化被膜(黒さび)を形成させる処理です。四三酸化鉄被膜(しさんさんかてつひまく)とも呼ばれます。酸化被膜によって表面が黒く染まるため、黒染めと呼ばれています。簡易的な防錆を目的として処理をします。低コストの防錆対策である一方、防錆力は比較的低いと言えます。

アルマイトについて

アルマイトとは、アルミニウムに電解処理をし、表面に酸化被膜を形成させる処理です。陽極酸化被膜とも呼ばれます。耐摩耗性や耐食性、装飾性などの向上を目的として処理をします。アルマイト処理をすると、素材面を溶解して浸透被膜ができると同時に、素材面より外側に成長被膜ができます。浸透被膜と成長被膜はほぼ同じ厚みのため、素材面を溶解した浸透被膜の厚み分だけ元の素材面より外に成長被膜ができます。表面には、目には見えない孔(ボア―)が無数に空いており、それを多孔質層と言います。一般的にアルマイトと言えば、白色アルマイト(薄いグレー、よくある金属面の色)になりますが、黒や赤、青などの有色アルマイトもあり、装飾部品にも幅広く使用されています。

塗装について

塗装とは、装飾のために色付きの塗料を塗ったり、耐食性や防錆性を向上させるためにクリアコーティングしたりする表面処理です。塗装は、一般家庭のDIYなどでも行われるスプレー缶を用いた簡易的なものから、住宅設備や自動車の外装に行われるものまで多くの種類があります。主な塗装の種類として、吹付塗装、焼付塗装、浸漬塗装(どぶ漬け塗装、ディッピング)、カチオン電着塗装、アニオン電着塗装、静電塗装、粉体塗装、流動浸漬塗装などが挙げられます。岩田製作所では、製品への塗装を請け負うのはもちろんのこと、塗装業界向けに治具やマスキングの販売も行っています。

最後に

本記事では代表的な表面処理について解説しました。表面処理や仕上げ処理は他にも熱処理(焼入れ、焼戻し、焼なましなど)、イソナイト(タフトライド)、ショットブラスト、脱脂洗浄、脱磁処理、電解研磨、平面研磨、円筒研磨、バフ研磨、酸洗い、バレル処理、エッジ処理など様々な種類があります。それらの中から材質や用途によって、最適な表面処理を選択する必要があります。もし表面処理のことでお困りの場合は、弊社営業部までご相談ください。

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